Photoshopで写真をイラスト風に加工する【簡単5STEP】

みなさんこんにちは、久々のデザインチュートリアルを書いてます。

今回は、昨年の秋に行ったファミリーキャンプでの写真をイラストっぽい感じにしてみたいなーと思い、ついでにチュートリアルにしました。
こういう技法は、正解というのがなく、全体的に似通ってますが、みなさんそれぞれのやり方があります。

というよりかは、イラスト風にする写真の色合いや被写界深度など、様々な部分でPhotoshopのフィルターのかかり具合も変わってくるため、その時々で柔軟にやっているというのが、正解です。

今回のイラスト風にする方法も、割と簡単で基本となる工程でもあるので、一度試してみてください。

なれれば、様々な素材によって、微調整していけるようになりますよ!

STEP1.編集するレイヤーをスマートオブジェクトに変換

まずは、対象のレイヤーを右クリックして、「スマートオブジェクトに変換」を選択して適用します。
スマートオブジェクトにすると、フィルターなどを加えたあとでも、修正可能なためです。
また、スマートオブジェクトにすることで、縮小したあとに戻しても画像が荒く潰れません。

まず、イラスト風にしたい画像を開いて、右下のほうにあるレイヤーの部分を右クリックして、「スマートオブジェクトに変換」を選択してください。

 

STEP2. ぼかしを少しだけいれて滑らかに

次に、「フィルター」メニューから、「ぼかし」→「ぼかし (表面)」を選択します。
ダイアログボックスが開いたらツマミを調整して、「OK」をクリックします。

なぜぼかしをいれるの?
ぼかすことで、鮮明な画像よりも色の階調を極端に減らすことができるのと、ノイズも抑える効果があり、イラスト風にするためには、欠かせない工程になります。かといって、ぼかしすぎると、ぼんやりした出来栄えになりますので、適度にかけます。
スマートオブジェクトなので、全ての工程を終えたあとでも微調整できるので、慣れるまではとりあえず適当でもいいです。

ここでは、効果がどう影響してくるかわかりづらいので、適当に数値をいれて、次の工程へ!

 

STEP3. エッジのポスタリゼーションを設定する

「フィルター」メニューから、「フィルターギャラリー」を選択します。
操作パネルが開いたら「アーティスティック」の中の 「エッジのポスタリゼーション」を選択。

「エッジのポスタリゼーション」を選んだら、一番右にあるツマミを操作して、好みのところへ微調整してください。

写真の中のオブジェクトの輪郭を作っていきますので、輪郭が太くなりすぎないか、周りが潰れすぎてないか、好みだなって思うところまで調節してみてください。

STEP4. 細かい部分を油彩で調整します

「フィルター」メニューから、「表現手法」→「油彩」を選択します。
ダイアログボックスが表示されたら、その中にあるツマミを調整して、好みのテイストになるまで調節してみてください。
この時、ダイアログボックスの下部にある「光源」のチェックは外すことをオススメします。
外すことで、油感?がなくなりポップな仕上がりになります。まぁ好みですが…

STEP5. シャープを設定します

「フィルター」メニューから、「シャープ」→「アンシャープマスク」を選択します。
ダイアログボックスが表示されたら、その中にあるツマミを調整して、好みのテイストになるまで調節してみてください。
ざっくりと「シャープ」は、細かいピクセル間のコントラストを強調することで、少し画像が鮮明に見えるようにするエフェクトになります。
ここでは、エッジのポスタリゼーションで加えられた、黒い線を鮮明にするイメージを意識してみてください。

微調整1:コントラスト調整

作業していて、やはり全体的に出来上がってくると微調整したい場所がでてきますので、そこを調整してください。
今回は、コントラストを少しさげたかったので、コントラストを追加しました。
追加したことで、テントの下にある灯りが、テントの跳ね上げているタープに反射している度合いを下げました。
光源のコントラストを下げるのも、イラスト感がでてオススメです。

微調整2:星を追加

作業していくと、ほんとは、もっと夜空の星をくっきり目立たせたかったのですが、つぶれてしまいました。

ので、レイヤーのサムネイル部分をダブルクリックして、スマートオブジェクトの中身を編集します。

サムネイルをクリックすると、別タブで、スマートオブジェクトの中のデータが表示されるので、そこで、丸いブラシを上図のように、散布させる設定にして夜空に適当に塗ります。

こんな感じ。

このまま保存してタブを閉じると、元のデータの夜空の部分が変わっていると思います。

さらに仕上げとして、ここでショートカットキーで申し訳ないですが⌘+mでトーンカーブを立ち上げて、明るさを調節しました。

あとは、好きに文字でも入れたりして仕上げてください。

以上になります。

まとめ

今回は、とくに数値を指定しないと最終段階までもってこれないような編集でもないので、どの工程でもツマミの調節は好きにいじってみてくださいということにしました。
調節度合いを色々と変化させることで、予想よりもいい感じのものが出来上がる時もありますので、みなさん自分の「これだ!」っていう調節ができるまで試してみてください。

私は、出来上がったこのキャンプの思い出の画像に浸りながら曲でも作ってみようと思います。

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それでは!