みなさんこんにちは、よっすーです。
以前、マーシャルの「Origin20」と「DSL20」の魅力を書いた記事がありますが、
【Origin20 vs DSL20】Marshallの20wアンプが想像以上に凄い先日、Origin20を購入しました。クリーンサウンドいい感じです。
このコスパで、出せるのは素晴らしいといいますか…
はじめは、ヘッドをインターフェイスにつないでモニタースピーカーで、鳴らしてたのですが、スピーカーの大きさなど、やはりギター本来の音質に到達できてない気がして、先日安いギターアンプキャビを購入したわけです。
購入したキャビはこちら
JET CITY AMPLIFICATION ( ジェットシティアンプ ) / JCA24S+
このキャビネットを選んだ理由は、
- コスパが優れているから
- 自分の性格から絶対スピーカーを変えて遊びたいから
あとスピーカー数も単発より、複数発のキャビが欲しく、でも4発になると自宅用にしてはでかすぎるということもあり2発の物を選びました。
複数発のスピーカーで同じ音を全く同じではない隣り合ったスピーカーで同時に鳴らすことで、波長がぶつかり合い、より繊細な音がするように思うので複数のスピーカーが搭載されているキャビを使いたいです。
共感する人もいると思います…よね???
また、レコーディングであっても、スピーカー単発キャビも、基本は複数のマイクを使用します。
そうすることで、よりリアルなギターサウンドを表現できるからです。
複数発のキャビなら、より複雑なサウンドメイキングができるようになります。
さて、ここから少しまとめつつ書いていこうと思います。
ギターアンプのスピーカーで有名な3社をざっくり紹介
「Celestion」セレッション
ギターアンプ用スピーカーの製造に特化したブランドとして1924年に設立。
ジミ・ヘンドリックス、スラッシュ等のギタリストの名演を支えつつ、不動の地位を築き上げました。VINTAGE30、CELESTION BLUEなど定番のスピーカーはMARSHALL、VOX、BOGNERなど、著名メーカーのギターアンプに搭載。各種ドライバーやPA用ウーハーの製造も手掛け、世界各地のコンサートで採用されています。
サウンドハウス「Celestion」特集ページより
「EMINENCE」エミネンス
1966年アメリカ・ケンタッキー州で創業。現在も同地に自社工場を構えており、プロフェショナルを唸らせるクオリティの高いギター用、PA用スピーカーユニットを世に送り出しています。大ヒットを記録している「Tonker」「Legend」や、トーンにこだわるギタリスト、エリック・ジョンソンの名を冠したシグネチャーモデル「EJ1250」も人気を博しています。
サウンドハウス「EMINENCE」特集ページより
「Jensen」ジェンセン
JENSENは、ギターアンプ、ベースアンプのリプレイスメント・スピーカーユニットを販売している会社です。1940年代、FENDER創設者であるLeo Fender氏がJENSENスピーカーを選択したことで一躍有名に。1960年代後半に一旦製造を中止するも1990年代にイタリアのスピーカーメーカー「SICA Altoparlanti」で生産開始。JENSENは、時代を切り開いてきたスピーカーユニットのパイオニアです。
サウンドハウス「Jensen」商品一覧ページより
他にも、様々なメーカーはありますが、大手3社をピックアップしました。
今回購入した、JET CITY AMPLIFICATION ( ジェットシティアンプ ) / JCA24S+は、EMINENCE社製のJET CITY AMPLIFICATIONオリジナルモデルが搭載されています。
このJCAオリジナルのEMINENCEスピーカーも、歪み系では悪くはないのですが、クリーンになると、なんとなく高音域の倍音成分に物足りなさを感じるといいますか…
簡単にいうと、クリーンサウンドの抜けが今ひとつな感じなので、予定より早くスピーカーを交換する計画に至ったわけです。
そこで、一つ気になってくることが、 ギターアンプ用のスピーカーでよく使われている磁石「アルニコ」と「セラミック」の2つの違いについて。
以下に、少しまとめてみました。
ギターアンプで主に使われる「アルニコ」と「セラミック」
「アルニコ」
最も古い時代から使われているマグネットのアルニコマグネット。アルニコは、「アルミニウム、ニッケル、コバルト」の合金の略称になります。
音質も特性があるようですが、さまざまなアルニコスピーカーを聴き比べていると、断言できないような気がして保留。
価格も、高価な物が多いです。
「セラミック」
フェライト(セラミック)は、資源も豊富で、素材が安価なためアルニコに変わって、広く浸透した磁石。
安価だからアルニコに劣るということはまったくなく、むしろアルニコに比べ、音の伸びや、音の粘りといった部分の表現が、よりすぐれているようでセラミックを好んで使用しているトップギタリストもたくさんいます。
ほかにも「ネオジウム」という素材もあります
強力な磁力を備えた比較的新しい製品の「ネオジウム」。
強力な分、セラミックよりも軽量でハイパワーなスピーカーを作れるので、軽量化目的のスピーカーとして製品展開しているメーカーもあるようです。
ネオジウムは、多分セラミックに少し方向性が被っているせいか、種類はあまり多く展開されていません。
どちらかというと高級オーディオのほうで、使用されることが多いようです。
以上、個人の主観もあります。
次は、スピーカーの中でも一番人気?かな、セレッション社製の、アルニコやセラミックの比較動画をまとめてみました。
スピーカー比較動画をまとめてみました。
まず、我らがAndertons。
セレッション社のスピーカー、アルニコブルーと、グリーンバックセラミックの聴き比べ動画。左のVOXがアルニコ、右のVOXがセラミックのようです。
そして、今回すごく聴き比べやすく、違いもわかりやすかったのがこちら
Joe Perkinsさんの比較動画。
さらに、アルニコに特化した、レビュー動画もあります。
ブルー、ルビー、ゴールド、クリーム。
この動画を見ると、アルニコでも4種類ともまったく音が違いますよね。このような比較動画を見ていると、アルニコだから音質はこう・・・というのが断言できないようなきがしてきて、前項の磁石の種類にて、音の傾向は書かないようにしました。
私は、クリーンからクランチあたりは、アルニコブルーがダントツ好みです。
ざっと検索したところ、アルニコブルーとセラミックグリーンバックの比較がダントツ多いのも、それぞれ名機だからなのかなと思います。
あと、忘れてはいけないのが、複数発のキャビの魅力の一つに、それぞれ違うスピーカーを搭載することで、より味わい深いサウンドを作り出せるというところです。
下の動画が、すごくわかりやすかったのですが、Vintage30とLegendの組み合わせは、帯域の出方が多少似ているため、個人的には好みですが、Patriotは、中域?中高域あたりが独特なサウンドのため、Vintage30やLegendと組み合わせると、Patriotの音が勝っちゃって少し違和感を感じてしまいます。
もちろん、この違和感を味と捉えることも大事な要素であって、決して間違いではないです。
Patriotの音、この歪んだサウンドでは結構好きなのでPatriotとVintage30の中間くらいのスピーカーがあれば、Patriotと相性が良さそうな気がします。
ここまできて、購入候補になったスピーカー紹介
この記事をここまで書くのに、Youtubeでとにかく色々なスピーカーを視聴しました。
もちろん、そのほとんどが、自分の好みと違うかなーという音質なため、個人的には助かっていますが、それでもまだ悩みそうなくらいあります。
とりあえず、ここに一覧にしてみます。
CELESTION ( セレッション ) / Celestion Blue 15Ω ギターアンプ用スピーカー
クリーン〜クランチ系の演奏が多い私としては、ダントツ第一候補のスピーカーです。
様々な動画を見てきましたが、クリーンサウンドの輪郭もはっきりしていて、煌びやかで、とっても魅力を感じます。
スペック
■許容入力:15Wrms
■周波数レンジ:75-5000Hz
■感度:100dB
■マグネット:アルニコ
■ユニット重量:4.2kg
■インピーダンス:15Ω
CELESTION ( セレッション ) / Vintage 30 16Ω ギターアンプ用スピーカー
Marshall/1960 Vintageをはじめ、ORANGEやMESA/BOOGIEなど多くのアンプメーカーが採用しているモデル。
複雑な倍音を含み、ボーカルのような中域、美しく繊細な高域が特徴。
Bognerの1発キャビに搭載されているモデルとしても有名。
とのこと、まぁ有名どこの定番ですね。2発のうち1発をこのスピーカーにしてみたいなぁということで、候補
スペック
■インピーダンス:16Ω
■許容入力:60Wrms
■周波数レンジ:70-5000Hz
■感度:100dB
■マグネット:セラミック
■ユニット重量:4.7kg
CELESTION ( セレッション ) / G12M Greenback 16Ω ギターアンプ用スピーカー
CELESTION製ギターアンプ用スピーカーの定番モデルの一つ。中域の広い周波数にアタック感を加え、高域を抑えめにすることで耳障りな部分を抑えたギターアンプに最適なトーンを出力します。
Vintage 30と組み合わせてBognerやFRIEDMANといったブティック・アンプメーカーのキャビネットに搭載されていることで有名。
こちらも、2発のうち1発を交換してみたいなぁと…
って、Vintage30とG12M Greenbackの2つでいいじゃんってなりますが、んーアルニコブルーは諦めきれないところです。
スペック
■インピーダンス:16Ω
■許容入力:25W(RMS)
■周波数レンジ:75-5000Hz
■感度:98dB
■マグネット:セラミック
■ユニット重量:3.6kg
少し話がそれますが、以下の動画、Princetonのノーマル(Jensen10インチセラミック)とリミテッド(Celestion 12インチ アルニコブルー)の比較動画ですが、煌びやかさで圧倒的にアルニコの魅力を感じてしまいます。
もちろん、Jensenが10インチということもあり、ブーミーな感じになってしまうというところはありますが、動画の途中で両方を一緒に流すシーンがあります。
すると、少し聞きづらかったJensen10インチも、Alnico Blue12インチと一緒に再生することで、深みのあるサウンドになります。
ここに、少し魅力を感じており、ブルーアルニコと、それにあう何かセラミックのスピーカーを合わせてみるのも面白そうと思っています。
さいごに
単発、複数発それぞれで魅力があり、せっかく複数発なら、違うスピーカーを組み合わせてみようと考えていますがなかなか難しいですよね。
なるべく無駄にスピーカーを買いたくはないので2個購入で終わらせたいところ…
そこで、様々なスピーカーを聞き頭の中で混ぜ合わせる行為を繰り返していくと、もうVintage30とGreenbackの組み合わせで落ち着きそうですがアルニコをどうしても取り入れたいというところもあり…
この迷いは、もう少し続きそうです。
でも、まずは、アルニコブルー1個だけ購入し片方のみ交換してみようかと思っています。
(一応現状セラミックついてるわけだしね…)
それで、アルニコとセラミックのミックスの相性も少しはわかることでしょう。
購入したときは、またその記事を書こうと思います。
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